日本眼科アレルギー学会は、アレルギー性結膜疾患における基礎と臨床の双方からのアプローチを行い、アレルギー性結膜疾患診療レベルの向上を図り、
患者さまへ適切な医療を提供することを目的として結成された学会です。

日本眼科アレルギー学会

〒169-0075 東京都新宿区高田馬場2-4-7 スタッフルームタケムラ(有)内

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理事長挨拶

2021年1月より福島敦樹先生の後を継ぎ、日本眼科アレルギー学会の理事長を拝命いたしました順天堂大学医学部附属浦安病院眼科の海老原伸行でございます。どうぞよろしくお願い致します。昨年来の新型コロナウイルス感染拡大は、会員の先生方の病院・クリニックにも大きな影響を与えていることと思われます。どうぞ充分な感染対策をとりながら、一日も早い感染の終息と通常診療への回帰を祈念しておりますとともに、新しいデジタル医療への挑戦も直近の課題と思っております。就任に際し、今後の日本眼科アレルギー学会の更なる発展のための4つの目標を立てましたのでご報告させていただきます。

(1)デジタル化推進により学会員の先生方との双方向的な情報交換をする

日常診療に役立つ情報、アレルギーの最新の学術情報、眼アレルギー疾患患者の動態、日本眼科アレルギー学会の関連事項などの情報を、ホームページやWEBを利用して会員の先生方に積極的に伝達する。また、質問コーナーなどを作って先生方からの質問・疑問を受け付け、双方向での情報交換を積極的に行いたいと思っております。先生方が日本眼科アレルギー学会の会員になって良かった、役に立ったと思えるよう努力いたします。

(2)他学会との交流を積極的に進める

 アレルギーに関連する他の眼科学会との交流を進めていきたいと思っております。特に病態の関連性では眼炎症学会や眼感染症学会との連携を考えております。学会同士の情報交換や研究会、それぞれの学術大会への積極的参加など、交流を積極的に進めていきます。

(3)日本アレルギー学会での眼科の存在感を示す

 近年のアレルギー疾患患者の増加は国民的問題であり、厚生労働省が平成29年3月に告示した「アレルギー疾患対策の推進に関する基本的な指針」においても、アレルギー疾患医療の質の向上及び提供体制の整備、国民への適切な情報提供、革新的な治療法の開発、地域格差の是正のためには国と関連学会との連携が必要とあります。ご存知の通り、日本で最も大きなアレルギー関連学会は日本アレルギー学会です。しかし残念ながら他科(内科、小児科、皮膚科、耳鼻科)、基礎分野に比較して、日本アレルギー学会での眼科医の占める位置は小さいのが現状です。しかし、昨今行われた第6期代議員選挙では6人の代議員が選出されました。また私事ですが、日本アレルギー学会の理事に就任いたしました。最近の疫学研究では国民の4割以上が何らかのアレルギー性結膜疾患に罹患していると言われています。これからは眼科医の声を日本アレルギー学会へ届け、ひいては国の政策に反映されるよう努力いたします。

(4)日本から世界へ質の高い眼科アレルギー研究の成果を発信する

現在、眼科アレルギー領域の臨床・基礎研究は、他科の研究成果に比較すると充分とは言えません。最近、他の学会でも積極的に行われているAIや情報アプリを利用した研究についても後れをとらないようにしなくてはなりません。また一方、基礎研究の重要性も変わるものではありません。大学院生をはじめ、若い優秀な眼科医や基礎研究者の皆様に眼科アレルギー研究に興味を持って抱き、日本より世界に、質の高い、将来の治療に結びつくような研究成果を多く発信出来るよう、学会でも積極的に支援していきたいと思っております。

以上の4点ですが、それを実現するためには会員・評議員の先生方のご協力が無ければ出来ません。浅学非才の身でありますが、日本眼科アレルギー学会の発展のため頑張りたいと思いますので、皆様のご指導・ご支援のほどよろしくお願いします。

                                      日本眼科アレルギー学会
                                      理事長  海老原 伸行